まとめると:
- 米国の著名な統計学者が投票結果の数値の「異常性」を指摘。開票過程での操作疑惑が浮上。投票結果を分析し、事前投票分で異常な数値が多数確認されたと説明。1割程度で当選者が変わるレベルの不正票が発生した可能性があると結論
- 事前投票の得票率3地域(ソウル市、仁川市、京畿道首都圏)で共に民主党:未来統合党(保守系)が63:36でキレイにそろった。この時点で偶然かと話題に。さらに当日投票分がソウル52:48 仁川51:49 京畿道53:47と事前投票から大きくずれたため、事前投票が操作されていたのではと言う声が上がる
- 今のところ、不正を裏付ける物証はない。保守系団体などは開票作業の電子化が進んでいることからハッカーの買い替えの可能性を指摘。近年問題になった、ボリビア・ケニア・イラクなどの選管が韓国製の開票システムを使用していたことも根拠に。中央選管はシステムの説明などを行い起こり得ないと強調
関連ソース:
ミシガン大学ウォルター・ミベイン教授の論文
- ウォルター・ミベイン教授 [ 公式(en) / Wiki(en) ]
- ソースの論文: 2016年との比較による韓国2020年総選挙、小選挙区、比例代表制の異常と不正 (pdf, en) 2020/6/1 (原文: Anomalies and Frauds in the Korea 2020 Parliamentary Election, SMD and PR Voting with Comparison to 2016)
- 結論から抜粋 [pdf(en) 37頁]:
- EFT(関連用語参照)、スパイクテストを組み合わせた選挙鑑定法(eforensics, 関連用語参照)による推計、2020年の韓国総選挙の小選挙区データが不正に操作されていたことを強く示している
- 比例区では無いわけではないが弱い関連性が示唆される
- 2016年の小選挙区データは一般的な選挙の範囲
- 一番重要で原則的で簡単にできることは、投票用紙を手で数え直すことだ
- 統計的な発見だけでは選挙で起きたことの決定的な証拠にはならない
- 韓国2020年総選挙 [Wiki]
- 韓国2016年総選挙 [Wiki]
- 選挙結果 (議会図あり)
青 = 民主党(野党) 123議席、赤 = セヌリ党(与党) 122議席、緑 = 国民の党38議席
- 選挙結果 (議会図あり)
- 結論から抜粋 [pdf(en) 37頁]:
「選挙鑑定法」関連用語: eforensics, EFT
- eforensics
- 原語: フォレンジック(forensics)(Weblio): 「犯罪捜査における分析、鑑識を意味する語」「犯罪捜査に資する法的証拠を探し出すことを指すことが多い」
- eforensicsはこの場合election forensics。仮訳すると選挙鑑定法
- ミシガン大学政治学センター[about(en)]
選挙鑑定法 [公式(en)] - 選挙鑑定法ガイド(2017, pdf(en)) ミシガン大学 Hicken教授とMebane教授 (USAID[公式(en) / Wiki])
- 選挙鑑定法ワーキングペーパー (pdf(en)
- アフガニスタン、アルバニア、バングラ、カンボジア、ケニア、リビヤ、南アフリカ、ウガンダ
- ミシガン大学政治学センター[about(en)]
- EFT
- Spikes test
- 論文にも結果を図表付きで書いてあるがわからず
- これ? (What is Spike Testing? Learn With Example)